PLOYUM仕様 - いしな.net

概要

C系？
オブジェクト指向！
ネイティブ実行とJITとインタプリタと共存可能！
C/C++の欠点は排したい。
C/C++の長所は残したい。

こんな感じ

@class( fvec3 )
	@derive( SuperClass )
	@implement( Interface1, Interface2, ... )
	@sealed
{
	float x;
	float y;
	float z;

	float X @
	{
		get { return x; }
		set(v) { x = v; }
	}

	##	これはコンストラクタ
	void @+ ( void )
		:x(0.0f), y(0.0f), z(0.0f)
	{
		## nothing to do.
		return;
	}

	##	これはデストラクタ
	@virtual
	void @- ( void )
	{
		## nothing to do.
		return;
	}

	##	operator +を定義！
	fvec3 operator + ( const fvec3 v )
	{
		fvec3 result = new fvec3();
		result.x = v.x + x;
		result.y = v.y + y;
		result.z = v.z + z;

		return result;
	}
}

##から行末（改行コードの手前）までが行コメントとして扱われる。
#{から}#までがブロックコメントとして扱われる。

クラス

@class( className )により、クラスの定義が開始される。

クラス定義には以下の属性を指定できる

名称	説明
@abstract	このクラスは要約クラスである。
@derive	クラスの継承をする。継承元は一つだけ指定できる。
@implement	インタフェースの実装をする。インタフェースは複数指定できる。
@inherit	クラスの継承をする。継承元は独立クラスに限られ、複数指定できる。
@scope	このクラスのスコープを指定する。指定できるスコープはinternal、externalのどちらか。
@sealed	このクラスを基本クラスとして、派生クラスを作成することを禁止する。
@static	このクラスはstaticなフィールド、メソッド、プロパティしか持たない。

独立クラスとは親クラス・インタフェースを持たないクラスのこと。

フィールド・メソッド・プロパティ

クラス内にはフィールド・メソッド・プロパティが定義できる。

定義 = <型> <名称>; のとき、フィールドの定義

定義 = <型> <名称>{block} のとき、プロパティの定義

定義 = <型> <名称>(arguments) [{block}] のとき、メソッドの定義

これらは以下の属性を指定できる

名称

説明

@abstract

フィールドには指定できない。このクラスでメソッド・プロパティの実装を行わないことを表す。@staticと同時に指定できない。

@new

このクラスでフィールド・メソッド・プロパティを再定義することを表す。

@override

フィールドには指定できない。このクラスでメソッド・プロパティをオーバーライドすることを表す。

@overload

フィールドには指定できない。このクラスでメソッド・プロパティをオーバーロードすることを表す。同一シグネチャのメソッド・プロパティのオーバーロードはできない。

@scope

このクラスのスコープを指定する。ただし、owner、ownectedは@staticと同時に指定できない。

スコープ識別子
		モジュール外
		不可視	継承クラス	無関係クラス
モジュール内	owner	owner	----	----
	private	private	----	----
	ownected	ownected	----	----
	protected	child	protected	----
	public	internal	xprotected	public

モジュール内スコープ範囲
	同一クラス	継承クラス	無関係クラス
インスタンス内	owner	ownected	存在しえない
別インスタンス	private	protected	public

@sealed

このクラスを基本クラスとして、派生クラスを作成することを禁止する。

@static

このクラスはstaticなフィールド、メソッド、プロパティしか持たない。

@virtual

@staticと同時に指定できない。

フィールドは自動的にアライメントされる?

アクセスレベル

モジュール１

class A
{
	value;

	func()
	{
		value = 11111;			## ownew アクセス
	}

	func( A arg )
	{
		value = arg.value;		## private アクセス
	}
}


class B <- A
{
	func()
	{
		value = 111111;			## ownected アクセス
	}

	func( B arg )
	{
		arg.value = 11;			## child アクセス
	}

	func( A arg )
	{
		arg.value = 11;			## これは internal アクセスです。
	}
}


class C
{
	func()
	{
		new A().value = 11111;	## internal アクセス
		new B().value = 11111;	## internal アクセス
	}
}

● モジュール２

class D <- A
{
	func()
	{
		value = 111111;			## xownected アクセス。これに制限するスコープ指定は無い。
	}

	func( D arg )
	{
		arg.value = 11;			## protected アクセス
	}

	func( A arg )
	{
		arg.value = 11;			## これは public アクセスです。
	}
}


class E
{
	func( A arg )
	{
		arg.value = 11;			## public アクセス
	}
}